深部体温が上がる夕方に肛門を締めて歩くと熟睡できる
深部体温を上げる方法はいくつかあり、効率良く上げるには「お尻の筋肉を鍛える」ことがおすすめです。お尻の筋肉にはミトコンドリアがたくさん存在します。酸素を使ってエネルギーをつくり出す小器官で、筋肉が増えてミトコンドリアが増えると深部体温が上がりやすくなるのです。
夕方に「ヒップリフト」と呼ばれる筋トレを行うのが有効です。膝を立ててあおむけに寝て、お尻に力を入れて持ち上げる定番トレーニングです。5分だけでも効果があります。
筋トレをする時間がない人は、歩くだけでもお尻の筋肉を鍛えることができます。背筋を伸ばしながら、肛門をしっかり締めて歩いてください。しっかり意識できていると、少し歩いただけでもお尻の筋肉をはじめ、腹筋や背筋を使った感覚があるはずです。
深部体温が上がる夕方は、横になったり座ったりせずに歩く用事をつくり、歩くときには肛門を締める。これが習慣になれば、日々、生活しているだけで夜の睡眠の質を上げることができます。
深部体温を一時的に上げるには「入浴」も有効です。就寝の1時間前に入浴して熱い湯船につかると深部体温がグッと上がり、お風呂から上がった1時間後には体の放熱が進みます。そのタイミングでベッドに入るのです。一時的に上昇した深部体温が就寝時に一気に下がって勾配が大きくなるため、ぐっすり眠れるようになります。