定年を越えて働きたいなら40代から「補聴器」を勉強すべき

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 そのうえ、加齢性難聴を放置すると将来、やっかいな病気になるリスクが高くなることもわかっている。

「それは認知症です。難聴と認知症発症に相関関係があることがわかっています。2017年に世界的権威のある医学論文雑誌のランセットが国際委員会を開催し、医学的介入により認知症発症を予防できる要因として難聴が筆頭にあげられました。認知症や認知症以外の不利益に関し、難聴が関連しているという報告が積み重ねられ、健康寿命の延伸のために中年期以降の聴力維持は重要性が増しています」

 つまり、難聴を解決することは認知症の予防につながる可能性があるということだ。

「中には『自分は会社などの健診で聴力検査を受けてパスしているから大丈夫』と考える人もいると思います。しかし、日本の健診での聴力検査は1000ヘルツと4000ヘルツを測ります。人の会話音域は500~2000ヘルツで、言葉の聞き取り検査は行っていないので、会社の健診の聴力検査をパスしたからといって会話に不都合がないわけではないのです」

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