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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

安くて安全なはずだったウクライナの医大…留学生は決死の脱出

公開日: 更新日:

 ロシア侵攻前には最も数が多いインド人で2万人、アフリカからはナイジェリア、エジプト、ジンバブエなどの国からの留学生を受け入れていました。その人気の秘密は、ほかの国の医科大学に比べ授業料がずっと安いことです。たとえばインドと比較すると4分の1程度。安全な環境で学べる点でも人気の留学先でした。

 留学生の多くはこれまでにウクライナから脱出したとみられていますが、国境を越えるまでは本国からの支援はほとんどなく、インドの留学生たちはWhatsAppなどのアプリで情報交換しながら自力でハンガリーに逃れたそうです。中には退避の途中でロシアの攻撃に巻き込まれ死亡するという悲劇もありました。

 安価で安全なはずだったウクライナの医大。戦火がやんだ後に学生は戻ってくるのでしょうか?

 大学側はトルコやポーランドなどに移転して授業を続けるとしていますが、当面の学生たちの今後ははっきりと見えてはいません。

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