安くて安全なはずだったウクライナの医大…留学生は決死の脱出
ロシア侵攻前には最も数が多いインド人で2万人、アフリカからはナイジェリア、エジプト、ジンバブエなどの国からの留学生を受け入れていました。その人気の秘密は、ほかの国の医科大学に比べ授業料がずっと安いことです。たとえばインドと比較すると4分の1程度。安全な環境で学べる点でも人気の留学先でした。
留学生の多くはこれまでにウクライナから脱出したとみられていますが、国境を越えるまでは本国からの支援はほとんどなく、インドの留学生たちはWhatsAppなどのアプリで情報交換しながら自力でハンガリーに逃れたそうです。中には退避の途中でロシアの攻撃に巻き込まれ死亡するという悲劇もありました。
安価で安全なはずだったウクライナの医大。戦火がやんだ後に学生は戻ってくるのでしょうか?
大学側はトルコやポーランドなどに移転して授業を続けるとしていますが、当面の学生たちの今後ははっきりと見えてはいません。