40%が3年以上痛みを抱える「五十肩」…4つのポイントだけ押さえれば対策はOK

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 肩が痛くなり、腕を上げるのが困難になる五十肩。発症は50~60代で最も多い。この五十肩、そのうち良くなるだろうと様子見をしている方が多いのではないか。

 五十肩は、確かに放置していてもそのうち良くなることがある。しかし、「そのうち」がどれくらいかが問題だ。「2年経っても、半数程度の方が症状が残っていた」「40%以上に3年以上症状が残る」という報告もある。

 京都下鴨病院で肩関節外来を担当する森大祐医師は、こう話す。

「2017年に医学誌に掲載された論文では、『凍結肩(五十肩がひどくなった状態)が、自然に治ることを示したエビデンスはない』という結論が示されています」

「もしかして五十肩?」と思った場合、知っておくべきポイントを森医師は次のように挙げる。

①【受診すべきタイミングを逃さない】

 自然に症状が消えることもある五十肩だが、それでも不調は数カ月単位で続くのが一般的。

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