ヘルニアと診断され痛み止めによる保存療法でしのいでいたが…
それ以来、定期的に痛みとともに太もものしびれがあり、半年に1回ぐらいはギックリ腰になりながらも、それでもそこまで強くつらさを感じることなく、過ごしてきたといいます。
ところがここにきて急に痛みがひどくなり、当院に相談に来られたのでした。お聞きすると、いまは朝など起き上がる時に痛みがあり、特に前かがみになった時が痛く、ちょっとした荷物を取るなど少しでも加重がかかるとさらに痛くなるということでした。
さっそく検査したところ、脊柱管狭窄(きょうさく)症と椎間板変性症との診断となり、わずかにヘルニアも見つかりました。さらに繰り返す腰痛の原因は、わずかにあるひび割れだということも判明。
患部を特殊なジェルにより修復する、セルゲル法による施術を合計3カ所の椎間に実施し、さらに硬膜外には各種麻酔薬を注入して治療を終了することになりました。
施術し1週間後は日替わりで痛くなる場所が変わるとの連絡。基本的には左が痛く、時々右側も痛くなるというものでした。当初あった寝起きの激痛が少し緩和されたというよりも、痛みの種類が変わったといったご様子でしたが、3カ月後には痛みはなくなり、半年後には症状もまったくなくなり、とても調子が良いとの報告を頂くまでに回復されました。