横浜翠嵐高が東大受験で大躍進「3年間」で勝利に導く秘訣
3校の公立校の中で、今回、横浜翠嵐が特に注目を集めているのはなぜなのか。
「18年に48年ぶりにトップ10入りを果たした日比谷はその当時、すでに話題をさらいましたし、70年代中頃から80年代前半にかけてトップ10の常連だった県立浦和はその後、10位までには入れなくても上位を守っている。したがって、この2校の順位に関しては驚きはない。一方、横浜翠嵐は大躍進するまでに、もう少し時間がかかると見られていた。惜しくもトップ10入りは逃しながらも、50人の大台に乗ったニュースは新鮮だったのです」
■合格者数の増加は全国トップ
横浜翠嵐の東大合格者数は昨年から24人増えている。その増加数は全国でトップだ。東大だけでなく、有名大学にもまんべんなく合格者を出している。東工大13人、一橋大12人、さらに医学部にも26人(うち国公立16人)が合格。早慶上理の合格者数は421人に及ぶ。
「今年、好調なのは確かですが、ぽっと出の新顔と思われるのは心外」と話すのは学校関係者。