台風で停電&断水の2次被害…生き残るために心がけたい「5つの満タン」とは

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 日本列島を横断している台風7号。これが通過しても8月、9月にかけては台風の発生が増加し、大雨や突風、洪水、高潮などへの警戒はやむことがない。同時に台風の影響による停電や断水の可能性もあり、特に今年の猛暑は耐えられない。2次被害を出さないためにも「5つの満タン」を心がけておきたい。

■房総半島台風は復旧までに280時間

 2018年に近畿地方を襲った台風21号では延べ1300本以上の電柱が折損するなどし、最大で240万戸が停電。阪神・淡路大震災の260万戸と比べても遜色ない被害をもたらしている。

 この21号に戸数では及ばないものの、翌19年に千葉県房総半島に上陸した台風15号では約93万戸が停電し、おおむね停電の復旧(99%解消)に要した時間は280時間となった。これが近年の停電被害の中では最長の時間だ。市原市のゴルフ練習場の鉄柱が倒壊(写真下)したほどの強風で記憶している人もいるだろう。

 備えあれば憂いなし──。中国の書経に見られる表現だが、雨が降ったり、風が強くなってからの戸外での作業はとても危険。停電の不安を解消するためにも、早め早めの行動が鍵になる。

「台風が接近する可能性がある場合、『3つの満タン』を呼びかけています。お風呂の水、携帯の充電、車のガソリンの満タンです」(北九州市小倉北区役所の担当者)

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