エルテス 菅原貴弘社長(1)ネット炎上はこうして起きる! “鎮火”に向けたデジタルリスク対策
炎上が起こってしまった後には、鎮火に向けた情報発信のやり方を、契約企業にアドバイスする。
「一番まずいのは、顧問弁護士にだけ相談して『法的には何の問題もない』と、コメントすることです」
確かにこれでは、「では社会的、道義的責任はどうなのか」と世間の反発を招き、新たな燃料投下にしかつながらないだろう。
「ネット上で何が論点になっているかをしっかり把握し、真摯に答えていくことが求められます」と、菅原氏は話す。
こうしたデジタルリスクへの予防と対策が評価され、契約企業は大手も含め約560社にのぼる。
そんなエルテスを起業し、“炎上社会”になくてはならない会社へと育てた菅原氏は、どんな人生を歩んできたのだろうか。 (つづく)
(ジャーナリスト・五嶋正風)