自民・塩谷立氏があっさり「キックバック」認めたワケ…過去の国会質疑で“常態化”透け透け
「そういう話はあったと思う」
自民党派閥パーティーの“裏金作り”疑惑をめぐり、最大派閥安倍派が所属議員に課したパーティ券の「ノルマ」超過分を議員側に現金で「キックバック」していた、などと報じられている問題。同派座長の塩谷立衆院議員(73)が11月30日に党本部で行われた派閥会合後、記者団に対してあっさりと認めたため衝撃が走った。
塩谷氏はその後、「事実を確認しているわけではない」などと撤回したのだが、それにしても塩谷氏はなぜ、公職選挙法や政治資金規正法にも触れる可能性がある「キックバック」について簡単に「あった」と漏らしたのか。
永田町でささやかれているのは、「政治資金パーティーをめぐるキックバックは昔からあったため、素直に答えてしまったのではないか」(野党国会議員秘書)との指摘だ。