世の中は不条理だらけ…経済指標は良好なのに株価が下がるのはナゼ?
当然、日本株もそのあおりを受けて、下落することになる。「経済指標が良いと、株価が下がる?」——ちょっと不思議な話である。
これは「さくら家」の構図とまったく同じ。良ければダメだし、悪ければ良いのである。「ちょっと納得できないな~」
なぜ、そうなってしまったのか。それは途中に「金利」を挟んでいるからだ。
「良い経済指標→金利上昇→株価下落」
「悪い経済指標→金利低下→株価上昇」
そういうロジックが動いているのである。特に最近は「金利」に敏感であり、その“顔色”が重要になってきている。
■すべての決定権を握るのは…
さくら家でいえば、お母さんの“顔色”が重要だということ。間に入って「調整役」を果たしている。
「お姉ちゃんは、まだお金あるんだから我慢しなさい。まる子は無駄遣いするんじゃないよ」
「は~い!」ってな感じだ。
だからシニアの皆さんは、「経済指標がいいから、株価が上がるはずだ」なんて思い込んではいけない。
すべての決定権は「お母さん(金利)」が握っているからである。