自民・萩生田光一氏 裏金事件で党役職停止でも…都連会長「続投に異論なし」だったア然
自民党東京都連は15日の役員選考委員会で、裏金2728万円の萩生田光一会長の都連会長の続投を内定した。
派閥裏金事件で萩生田氏は党役職停止1年の処分を受けている。会合後、都連の深谷隆司最高顧問は「裏金事件は一時大騒ぎしたが、今は落ち着いている。処分は党本部であり、支部は関係ない」などとふざけ切った説明をした。出席者から続投に異論は出なかったという。
岸田首相も4月、「党規約に定める『役職停止』は、党本部における役職」と国会で発言。萩生田氏の続投にゴーサインを出していた。
ケジメのなさに唖然とする決定を平気で行うのは、7月の都知事選の都合だ。自民は独自候補を立てずに3選を目指すとみられる小池都知事を支援する方向。その際、小池とパイプがある萩生田氏の続投が欠かせないと党執行部は判断しているという。
こんな判断がどれほど都民の感情と乖離しているか。それを思い知らせるためにも都知事選では小池氏と裏金自民に鉄槌を下すべきだ。