著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

そもそも「裏金」とはなんだ? あたしたちが納得できるように説明してくれ。

公開日: 更新日:

 そもそも『裏金』とはなんだ? 大石さんは、『組織的なお金』『汚いお金』といっているが、そうじゃない。

 政治資金規正法では、「報告書又はこれに併せて提出すべき書面に記載すべき事項の記載をしなかった者」を「五年以下の禁錮又は百万円以下の罰金に処する」と定めており、つまり『記載すべきであるにもかかわらず記載されなかったお金』が『裏金』だ。

 たとえば個人的に、“綺麗”に受け取ったお金であっても、記載すべき報告書に記載しなければ、『裏金』じゃ。

 では、『裏金の不記載』と『表の金の誤記載(その後の修正)』はどうやってわけるのかというと、それはもう『不記載にするつもりで記載しなかった』か、『不記載にするつもりはなかったけど間違いで記載しなかった』、故意であったかどうかしかない。

 一千万円をも超える金が、ダブルチェックしなかったって理由で不記載? 大石さんもほかの方々も、あたしたちが納得できるような説明をしてくれ。できるものなら。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動