組織委が臨時会合開催へ 森会長発言でボラ辞退&苦情殺到

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 事なかれ主義に対する国内外の反発に早急な対応を迫られた。東京五輪・パラリンピック組織委員会が森会長の女性蔑視発言を巡り、理事と評議員による臨時合同会合を週内にも開催する。12日が有力となっている。

 組織委や都庁に抗議が殺到。4日からの5日間で組織委への電話・メールは計約4550件、都庁への苦情や抗議の電話・メールは8日午後5時までに計1162件に上る。この5日間で大会ボランティアの辞退も相次ぎ、組織委に390人、都庁に53人がそれぞれ申し出た。

 森会長の発言はもちろん、会長擁護の構図にも批判が強まり、大会準備に影響が出ていることに慌てて対処に追われた。組織委の定款によると、理事会は過半数の理事の出席で半数以上の賛成があれば会長を解職できる。評議員会は理事会の上部機関で理事の解任決議も可能だ。

 ただ、会合では森会長の信は問わない方向で、森会長自身も辞任する考えはないという。自浄作用を期待するだけムリか。

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