10月以降は要注意 中高年が目の老化に注意すべき5つの理由

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「そもそも車を運転すると健康な人でも視力が大きく低下し、速度が上がるにつれて動体視力も落ち、視野も狭くなり、モノが見えにくくなります」

 北里大学医療衛生学部視覚機能療法科の川守田拓志准教授らの研究では、通常1・0の視力を持つ人でも時速60キロで運転していると視力が0・4まで低下するという。軽い白内障があれば通常0・9の視力が0・1まで低下する。

 年を取ると、この傾向に拍車がかかる。老眼(老視)に限らず中高年の視機能は特有の劣化を示すことを自覚する必要がある。

■狭まる視野

「年齢を重ねるにつれ視野が狭くなります。人が見える視野範囲を<周辺視野>といい、成人は200度、高齢者は160度といわれています。人がハッキリ認識できている範囲を<中心視>、人がよく見えている視野範囲は<有効視野>で、それぞれ1~2度、4~20度といわれています。これらの視野範囲は年と共に狭くなっていきます。特に緑内障では視力低下がなくても意外に視野狭窄が進行しています」

■暗順応が遅れる

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