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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

医療費の透明化が医療サービスの過剰利用につながる可能性

公開日: 更新日:

 その結果、1人当たりの医療費は、費用を明示された患者で91.2ドル(約9670円)と、明示されなかった患者の78.6ドル(約8330円)に比べて16%、統計学的にも有意に高いという結果でした。日本のように、患者が負担する医療費が高額ではない場合、医療費の透明化によって医療サービスが過剰に使用される可能性が示されています。特に健康リスクに関心が高い人ほどこの傾向が強いと言えるかもしれません。

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