適切なインプラント治療は患者の生活の質を向上させる
通常、「インプラントは左右に分けて均等に入れたほうがいいですよ」と説明を受けると思いますが、僕は年齢や生活習慣と本人の意思を尊重し、「その患者さんにとってベストな選択」をすることが歯科医師として最も重要だと考えています。
「噛むことは人生終盤に残された最後の楽しみ」ともいわれます。インプラント治療は歯を失われた多くの患者さんのQOL(生活の質)の向上に役立っていますが、さまざまな誤解があるのも現実です。
そのあたりに関しても、この連載で取り上げていきたいと思います。
(構成=小澤美佳)