そして3つ目は手術の感染リスクです。一時中止した施設も、今はほぼ中止前の状況に戻りましたが、今後の感染状況次第では、再中止もあり得るでしょう。そこで放射線治療の可能性です。
手術が中止されたとき、前立腺がんや食道がん、子宮頚がんなどでは放射線に切り替えるケースが相次ぎました。この3つのほか、肺がん、乳がん、頭頚部がんなどでも放射線の治療成績は、手術と同等です。最新の放射線なら、肺がんは4回、前立腺がんは5回の照射で終わります。もちろん通院で。
木を見て森を見ず、にならないよう、全体の健康対策に目を向けることが大切です。