堀田秀吾
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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

爪の手入れをするだけで気分が向上する…男性にもおすすめ

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 身だしなみはとても大切です。服装を含め「適当でも大丈夫でしょ」と考える方も少なくないかもしれませんが、身だしなみは初めて会った相手に対する第一印象を左右するほど大きな影響力を持ちます。

 また身だしなみには、その人の精神状態が如実に表れることが多いともいわれていて、清潔感のある身だしなみや服装は、自身の精神衛生の向上にもつながります。つまり、自分自身の気持ちを上げたり、自分を大切だと思えるようになるには、まずカタチから入ってみることも大事なのです。

 同志社大学の余語らが、20代の女性24人を対象にした研究(1990年)では、メークをすると自尊心や自己満足度が高くなり、化粧をプロにしてもらうと不安感が減り、声のトーンが高くなることが観察されています。

 さらには、長崎大学の土居の「化粧と自尊心に関する研究」(2012年)では、若い女性を対象に、①普通の自分の顔②人工的に美しくした自分の顔③人工的に醜くした自分の顔──といった3パターンを見ているときの脳の活動を計測するという興味深い実験を行っています。

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