とうとう派閥に裏金発覚、自民総裁選を直撃!麻生太郎氏はキングメーカー争いから脱落確実

公開日: 更新日:

他の総裁候補から“口撃”のネタに

「他の総裁候補から“口撃”のネタにされるだろう」と言うのは、ある陣営を支援する議員だ。

「早速、小泉元環境相と石破元幹事長から麻生派に対し説明責任を求める発言が出た。彼らは今後も攻めてくるだろう。標的は河野さんではなく麻生さん。多くの議員が本音では『早く引退しろ』と思っているからね」

 麻生氏は、河野氏のみならず小林前経済安保相や茂木幹事長の陣営との連携も模索。1回目の投票で小泉元環境相が1位になり、決選投票にもつれ込むことを見越して「反小泉で結集し、最後に勝ちを狙う絵を描いている」(永田町関係者)とされる。しかし、麻生派の組織的裏金づくりが明らかになれば、所属議員は各陣営から敬遠されかねない。麻生の戦略は崩れ、キングメーカー争いから脱落してもおかしくないのだ。

「もう一人のキングメーカー候補は小泉さんをバックアップする菅前首相で、麻生さんとの関係は最悪です。麻生さんは、菅さんを追い落とすためには何をやってきてもおかしくない。険悪な石破さんと握ることも考えられます。派閥が抱える54人の『数の力』を他陣営に売り込み、なりふり構わず生き残りをかけて動く可能性もあります」(自民党事情通=前出)

 おぞましい政争である。

 ◇  ◇  ◇

 ついに発覚した麻生派の裏金。●関連記事『【もっと読む】「麻生派でも裏金作り」毎日新聞スクープの衝撃!党政治刷新本部座長の派閥議員は国会で虚偽答弁かで詳報している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    ふざけるな、石破政権もサラリーマン増税かよ!潰れたはずの「退職金課税」政府税調で再浮上

  2. 2

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  3. 3

    玉木雄一郎氏に「包囲網」…“グラドル不倫”騒動収まらず、自民・立憲・財務省で思惑一致

  4. 4

    飛び交う玉木雄一郎代表「12月辞任説」…国民民主党ついに倫理委員会で“グラドル不倫”調査

  5. 5

    ダイエー、イトーヨーカ堂…日本の小売りを支えた都市型総合スーパーが衰退した理由

  1. 6

    裏金自民「企業・団体献金の禁止」そっちのけで「個人献金の税制優遇」だあ?カネ集めのためなら“斬新策”次々

  2. 7

    斎藤元彦知事「百条委」の欠席理由「全国知事会」はそんなに重要? 自身の過去出席率は4割弱

  3. 8

    自民裏金議員12人が“ドサクサ復権”の仰天! 党役職抜擢の全員が政倫審での弁明は拒否した面々

  4. 9

    物議醸す石破首相の「座ったまま握手」は外務省の大失態! 外交デビューにミソ、元国際情報局長バッサリ

  5. 10

    1ドル=160円台の“悪夢”再来か…植田日銀「利上げは情勢次第」発言でズルズル円安に

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動