自民・進次郎氏が政策活動費「公開方法工夫支出」で悪あがき…グダグダ居直り答弁で野党からフルボッコ
国会が今週21日の会期末に向けて大詰めを迎える中、政治資金規正法の再改正をめぐり与野党が大揉めだ。自民党は16日、一部支出を非公開にする「公開方法工夫支出」の創設を断念した。
工夫支出は、議員外交や企業秘密への配慮、プライバシー保護が必要な場合に支出を非公開にできる仕組み。使途非公開の政策活動費(政活費)の全面廃止を求める野党に対し、自民が提案したものだ。
工夫支出の創設に最後まで悪あがきを見せたのが、自民の法案提案者である小泉進次郎元環境相だ。党政治改革本部の事務局長としてのメンツゆえか、16日の衆院政治改革に関する特別委員会での答弁はひどかった。
■「正直わからない」
立憲民主の後藤祐一議員が工夫支出の立法事実を確認するため、現行の自民の政活費のうち工夫支出に該当するものがあるかを問いただすと、進次郎氏は「正直、(政活費の)具体的な運用は分からない」と他人事のような居直り。これには維新の青柳仁士議員からも「分からないなら法律を作ってはいけない」と苦言を呈される始末だ。