森保監督が高く評価 FW武藤は英プレミアで活躍できるか

公開日: 更新日:

 欧州の主要リーグは10日に英プレミア、フランス、オランダ、ポルトガルが開幕。欧州でプレーする日本代表選手で注目は、英プレミアの古豪ニューキャッスルに移籍したFW武藤嘉紀(26)だろう。「フィジカルが強く、相手DFの背後を突くタイミング、スピードを森保日本代表監督が高く評価している」(サッカー関係者)からだ。

 2015年5月、独の中堅のマインツに移籍した武藤は、3シーズン目の17―18年シーズンに公式戦10ゴールの大活躍。かつてRマドリード、リバプールなどを率いたニューキャッスルのベニテス監督のお眼鏡にかなって移籍金14億円・4年契約・年俸4億円の厚遇をもって迎え入れられた。

 8日までに移籍に関する手続きも完了。11日に行われる開幕戦トットナム戦のメンバー入りするのは「間違いない」と地元メディアも予想している。新天地・英プレミアで活躍できるのか?

「ロシアW杯の西野ジャパンのレギュラー1トップにはFW大迫勇也(ブレーメン)が入り、サブに回った武藤はポーランド戦しか出番がなく、しかもゴールやアシストなど目に見える形で結果を残せなかった。しかしニューキャッスル側の見立ては変わらず、移籍金の額ひとつとっても英プレミアの主要ストライカーと評価されている。マインツではサイドアタッカー起用も多かったが、ニューキャッスルで1トップ、2トップの一角として起用されてゴールを量産すれば、もちろん日本代表FWの序列も上がっていく。英プレミア特有のスピーディーな展開に慣れたら、ゴールは十分に期待できるでしょう」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)

 かねて「英プレミアでプレーしたい」と公言していた武藤。ハリルホジッチ元監督、西野前監督時代には「大迫、岡崎(レスター)に次ぐ3番手FW」に甘んじていたが、ビッグチャンス到来である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド