河治良幸氏 本田圭佑カンボジア監督初采配をシビアに検証

公開日: 更新日:

 国際的に驚きを与えた本田圭佑監督(32=肩書はゼネラルマネジャー)が率いる新生カンボジアの初陣は今月10日。東南アジアで急速に力をつけるマレーシアを相手に積極的に攻撃を仕掛け、FKの流れから先制点を奪ったが、後半にセットプレーから同点ゴールを許すとカウンターで逆転を許し、後半アディショナルタイムにもゴールを奪われた。 

 雷雨で遅延するというアクシデントがあった試合。注目の結果は1―3となったが、本田監督の志向するサッカーの色が早くも表れていた。

 代表チームに合流してから本田に与えられた時間はたった5日間であり、早々に技術が上がるわけではない。ただ、選手の意識と姿勢はサッカーの方向性を変え得る。

 基本的に本田が志向するのはボールを主体的に持ち、連係プレーを効果的に使いながら相手のディフェンスを崩していく。守備においては、個々の選手が場当たり的に体を張るのではなく、バランスを取りながらチャレンジとカバーの関係をつくっていくことにある。

 もともとカンボジアの選手は、縦にボールを運んでゴールを目指す能力はある。そしてボールをつないでタイミングを計り、サイドから2人、3人が絡んで崩していくといった意図をチームで共有することにより、厚みのある攻撃が生まれていく。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」