貴乃花に当事者意識は…貴ノ岩の監督責任を千賀ノ浦親方に
「私はもう師匠じゃありませんので。師匠にお任せします。私の出る幕じゃありません」
出る幕じゃないと言いつつ、テレビの取材にはペラペラしゃべる態度もさることながら、こうもあっさりと無関係を装えるものなのか。
■核心を突く質問に一般論で逃げる姑息
相撲ファンの吉川潮氏(作家)は、「あまりに卑怯ですよ」と、こう続ける。
「自分が育てた子供が養子に出した先ですぐに問題を起こした。これに『俺はもう親じゃないから関係ない』と言うのは、一般社会では通用しませんよ。部屋制度のある大相撲とは、そういうもの。育ての親としての責任はあるわけですから。まあ、ある意味では貴乃花らしいですね。自信満々の口調で話すものだから、一見するとマトモなことを言ってるように聞こえる。でも、よく聞くとつじつまが合わず、矛盾だらけ。この辺りは一貫してブレてませんよ」
今年に入って、付け人に対する暴行が明らかになったのは貴公俊と貴ノ岩の2人。いずれも貴乃花が育てた力士だ。テレビ朝日のインタビュアーが「貴乃花部屋だけに暴力が多いのか? それとも他にもあるのか?」と核心を突くと、貴乃花はやや口ごもってから、こう話した。