貴乃花に当事者意識は…貴ノ岩の監督責任を千賀ノ浦親方に

公開日: 更新日:

「師匠や親方とかの指導役ですね。男の子の集団は基本的に戦う集団じゃないですか。ちょっとしたことで弟子同士で言い合うのは日常茶飯事。指導役や監視が必要です」

 貴乃花にすれば一般論で逃げるしかなかったのだろうが、貴乃花は自宅と部屋が別々の場所にある「通い親方」。離婚した女将も弟子たちと一緒に住んでいなかった。つまり、監視役が必要と言いながら、「戦う集団」を野放しにしてきたことになる。

■「今の師匠では抑えが利かない」

 さらに貴ノ岩の暴力を自分が強引に弟子を押しつけた千賀ノ浦親方のせいにしたのだから、開いた口がふさがらない。

「今の師匠は優しい方。私は彼(貴ノ岩)にとって怖い存在だったので、(移籍してからは)抑えが利かなかったのかな」

 まるで厳しい自分がいれば貴ノ岩の暴力はなかったと言わんばかり。しかし、貴公俊が支度部屋で付け人を殴ったのは今年3月場所中。当然、貴乃花はまだ親方だった。それを棚に上げて、弟子を引き取ってくれた千賀ノ浦親方に責任をかぶせているのだから、天にツバする行為だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”