二階幹事長に怨嗟の声 森会長の蔑視発言を「そんなこと」

公開日: 更新日:

<2F燃料投下で反自民の炎がますます大炎上>――。ネットの隠語で「2F」と呼ばれているこの人も、何が問題なのかということに全く気づいていないらしい。

【写真】この記事の関連写真を見る(36枚)

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言に対して国内外から辞任を求める声が出ていることについて、記者会見で「発言を撤回したので、それでいいのではないか」と言い放った自民党の二階俊博幹事長(81)のことだ。

 普通の感覚であれば、「政府・与党としても強い懸念を示している」などと答えるだろう。「撤回すればハイおしまい」と開き直る態度に唖然呆然だ。さらに森会長の蔑視発言を「そんなこと(後で『そのようなこと』に訂正すると通知)」と言い放ち、辞退者が続出している五輪ボランティアについて聞かれると、「新たなボランティアの追加ということになる」と発言したから驚いた。

 蔑視発言を「そんなこと」と切り捨てたことはもちろん、新型コロナウイルスが感染拡大する中で、自身の感染リスクを覚悟してまで五輪ボランティアに参加しようとしている国民を何だと思っているのか。「新しい人を集めればいいだろう」なんて、二階幹事長は五輪ボランティアを単なる「使い捨て」としか考えていないのではないか。これでは辞退者は今後も増えるだろう。

 ネット上では、森会長、二階幹事長に対する怨嗟の声が拡大し、<こういう無責任体質が自民党><謝罪の言葉を口にするものの後は知らんぷり。責任を痛感すると言いながら何もしない>という自民党の体質そのものを問題視する投稿も目立ってきた。

長期政権で染み付いた無責任体質

 自民党の無責任体質を表す象徴的な人物として思い浮かぶのは安倍晋三前首相(66)だろう。安倍氏は2012年の第2次政権発足から昨夏辞任するまでの間、「責任を痛感」との発言回数が100回以上に上ったものの、実際に責任を取る形で何らかの行動を起こしたという報道は何もなかったからだ。

 揚げ句、安倍氏は昨春に「緊急事態宣言」を発令した際の記者会見で、外国人記者から「これまで対策を講じた中で、一か八かの賭けが見られます。失敗だったらどういうふうに責任をとりますか」と問われると、こう答えていた。

「私が責任を取ればいいというものではありません」

 この究極の無責任発言は当時、米ニューヨーク州のクオモ知事が外出禁止令を出す際に発した「責めるなら私を責めてくれ。他に責任のある者はいない」と比較され、<キングオブ無責任発言>と大炎上したが、これが森会長や二階幹事長らに染み付いた負の体質なのだろう。

 新型コロナは連綿と続く自民党の無責任体質を浮き彫りにしたのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  2. 2

    日本のアスリートと「向学心」に雲泥の差…《エリート選手に勉強不要》は世界の常識からズレている

  3. 3

    私は何度でも嫌われ役を演じる覚悟です。エキスポ駅伝の開催前に「吠えた」理由を話します

  4. 4

    羽生結弦「30歳の挑戦」…プロ転向から2年半「毎回五輪での記録を更新する気持ちでやっています」【独占インタビュー】

  5. 5

    男子フィギュア「表現力とスケーティング」の鍵山優真が「4回転の神」マリニンを凌駕する条件

  1. 6

    貴ノ浪が43歳で急逝 横綱・大関は「寿命が短い」本当の理由

  2. 7

    宇野昌磨にはハイレベルすぎる「羽生結弦のモデルケース」…アイスショープロデュースを発表も

  3. 8

    世界陸上が終わってからが正念場…国立競技場は民営化で「稼げるスタジアム」に変貌できるのか

  4. 9

    JOC山下泰裕会長の療養離脱からはや1年…三屋裕子代行でも“無問題の大問題”

  5. 10

    【箱根駅伝】国学院大「初優勝で3冠」なるか…阻むのは経験値高い青学大か、それとも駒大か? 元早大監督が読む

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場