二階発言が口火になるか…外堀が埋まりつつある“五輪中止”
競泳の五輪代表を決める日本選手権のさなか(4月3~10日)、国際水泳連盟が東京五輪最終予選の飛び込み、アーティスティックスイミング、マラソンスイミングの3競技の大会中止を正式に勧告してきたのだ。
「驚きました。日本の新型コロナ対策が不安だという理由でした。経費の負担や来日後の2週間の隔離にも不満をぶつけていました」(大会関係者)
日本側が費用を持つことで3大会の最終予選は実施されることになったが、さらに驚いたことに、「マラソンスイミングは福岡でやることになっていましたが、会場をポルトガルに変更して開催することになりました。どうして東京五輪なのに、ポルトガルで予選なんですか?」(前出の大会関係者)。
■オフィシャルスポンサーの対応に不満
さらに競技の実施にあたり、関係者が不安を漏らすのが大会のオフィシャルスポンサー「オメガ」の対応だ。オメガは競泳用のタッチパッドや陸上のスターティングピストルなど、競技のオフィシャルタイムキーパーを務める。