阪神・佐藤輝は叱責翌日に好打撃!図太さの裏に恩師の教育
阪神の佐藤輝明(近大)が25日のDeNA戦の二回、右中間へ先制の6号2ランを放った。トラックマンデータによると、打球速度は175キロ、飛距離139メートルという特大の一発だった。
その黄金ルーキーは開幕からの1カ月、ミスをしたり首脳陣から叱責を受けた直後に、決まって打撃で結果を出している。右翼を守っていた23日のDeNA戦では、1死満塁の五回に正面のゴロを後逸。ボールが右翼フェンス付近に転がる間に、打者走者まで生還した。矢野監督が「プロとして恥ずかしいプレー」と断罪したその翌日、佐藤は入念に守備練習をして試合に臨み、マルチ安打をマークした。
22日の巨人戦の試合前には井上ヘッドから「レギュラーとして出ている責任は感じろ」と苦言を呈された。前日までの4試合で15打数1安打10三振と不振に陥っていたからだが、佐藤はその日の試合で5試合ぶりのマルチ安打を放った。
佐藤のようないわゆる「ゆとり世代」の若手選手は得てして「打たれ弱い」と言われる。ちょっと叱り飛ばしただけでふてくされたり、気持ちがシュンとしたりする選手が少なくない。