石川遼も断言、JGTOの生ぬるいピン位置では世界で戦える選手は育たない
さらに付け加えて、「僕がゴルフで重視しているのは、ピンを狙うショットの精度で、この精度が高ければ、飛ばなくても世界でやっていける。いいショットと悪いショットの差がきちんと出るようなセッティングの基準はあると思うし、どんな状況でも対応できる選手が強い選手。そういう選手を育てるようなセッティングを考えることが大事だと思う」と訴えた。
ようするに現状のJGTOのセッティングでは世界に通用する選手は育たないと断言しているわけだ。
■国内では考えられない全米オープンの設定
先に行われたメジャー「全米オープン」(ロサンゼルスCC)でもよくわかる。
540ヤードを超えるパー4や、バランカと呼ばれる荒れ地、無数にある深いバンカーやクリークがプレーヤーにプレッシャーを与える。それだけでなく、グリーンの周囲まで生える硬くてヘッドに絡みつくバミューダ芝に、幅が狭く、硬くて、うねる速いグリーンと、まさにモンスターコースだった。そしてピン位置はバンカーや、生い茂るラフの間近に切られていた。