著者のコラム一覧
吉田潮ライター、イラストレーター

1972年生まれ、千葉県出身。ライター、イラストレーター、テレビ評論家。「産まないことは『逃げ』ですか?」など著書多数

<5>「向田邦子のはがき作戦」でボケ対策するも…撃沈

公開日: 更新日:

 字を書くこと、書く内容を考えること、そして家の真ん前とはいえポストまで歩くことで運動効果も得られると思ったのだ。

 初めのうちは毎日はがきが来た。宛先も文面も微妙に斜めだが、よしとしよう。「猫は元気か」「こっちは桜が咲いたぞ」「毎日暑いな」など毎回中身のないことが書かれていた。

 しかし、だ。どんどん間が空くようになった。文字は異様に斜めになり、「郵便局の人もよく読めたな」という梵字級の悪筆に。そして一切届かなくなった。

 後で聞いた話だが、後半、ポストに出しに行っていたのは母だったという。本末転倒! 作戦失敗! 向田邦子に土下座して謝りたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる