8年ぶり再開の子宮頚がん予防のHPVワクチン いま知っておくべきこと

公開日: 更新日:

「残念なことに、日本は子宮頚がん予防においてほかに例がないほど遅れてしまいました。子宮頚がんが激減している国のレベルに近づくには、並外れた努力が必要です」

■どのワクチンを受けるべきか

 現在、HPVワクチンは3種類ある。子宮頚がんを引き起こしやすい16型と18型の感染を防ぐ「2価」、それに良性のコンジローマの原因になる6型と11型の2つを加えた「4価」、さらに4価の改良版でがんに関連する5つの型を加えた「9価」だ。

「どのワクチンも非常に有効です。定期接種に使用されるのは2価と4価。子宮頚がん予防の効果が高いのは2価か9価。コンジローマ予防を考えるなら4価または9価です」

 9価は定期接種の承認はまだで、自己負担は10万円程度かかる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」