孤独の伝染病「ロンリネス・エピデミック」 一人暮らしはうつ病リスクが4割上昇
その結果、懸念されるのがロンリネス・エピデミック、孤独の病です。
一人暮らしだと、うつ病のリスクが4割上昇するという数字もあり、メンタルへの影響は無視できません。
また社会への影響も小さくありません。心理学者によれば、社会から拒絶されていると感じている人は、恐れや怒りを感じやすくなるといいます。小さな事にも過剰に反応しやすくなり、極端な思想や暴力に走る原因にもなるという学説もあります。コロナと時期を同じくして、陰謀説やそれに伴う暴力が頻発したのも、これで説明がつきます。
ロンリネス・エピデミック対策としては、一人暮らしの人が共同生活したり、気軽に集まれる施設などが模索されていますが、こうした取り組みは今後さらに急務となりそうです。