花粉症や風邪が引き金に! 鼻水が喉に流れ込む「後鼻漏」に要注意

公開日: 更新日:

 手術では、後鼻神経切断手術やレーザー手術が選択されることが多い。原因がアレルギー性鼻炎か副鼻腔炎かで、適切な手術法が異なる。

 手術がハードルが高いという人には、粘膜注射療法という、局所に直接注射をし、鼻や喉の粘膜の炎症や肥大などの異常を取り除く治療法もある。数年程度の効果持続が期待できる。

「後鼻漏だけでなく、アレルギー性鼻炎や花粉症、いびきでお悩みの患者さんにも粘膜注射を提案することがあります」

 ただし自由診療のため、価格は15万円ほどかかる。ひと昔前までは「鼻炎くらい我慢できる」という風潮があった。まもなくピークを迎える花粉症においても、そうだ。

「長年、薬を飲まずに我慢していた人が多くいらっしゃいます。結果、鼻炎が慢性化し、後鼻漏になるケースは多い」

 自分が何らかのアレルギーがあるとわかったなら、我慢せず薬を服用する。花粉症からアレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎、そして後鼻漏へと移行してしまうと治療が長引き、厄介だ。

「異変を感じたなら初動が肝心。とにかく鼻の中で炎症を起こさせない。これにつきます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋