岸田首相の政倫審出席“電撃表明”の本気度と効果は? 裏金の本丸は安倍派・二階派なのに…
■俺を見習えと言いたいようだが、そもそもリーダーシップがない
裏金事件では岸田首相が会長を務めていた岸田派(宏池会)を巡っても、市民団体が政治資金規正法違反の疑いなどで派閥幹部を刑事告発しているとはいえ、多額のカネを裏金化していた「本丸」は安倍派と二階派の議員なのだ。
岸田首相は「政治の信頼回復に向けて、志ある議員に政倫審はじめあらゆる場において説明責任果たしてもらうことを期待したい」とも言い、党総裁がフルオープンの政倫審に出席することで、他の自民党議員に対しても同様の対応を促す考えもあるようだが、SNS上では冷ややかな見方もある。
《政倫審で党の総裁が説明したんだから俺は出ない、となるのではないか》
《俺を見習えと言いたいようだが、そもそもリーダーシップがない。狡猾な安倍派、二階派の議員が続くとは思えない》
《岸田首相の出席をきっかけに、安倍派や二階派の議員の政倫審も完全公開となればいいが、「殿のご乱心」扱いとなって岸田おろしが起きる》
岸田首相の政倫審“電撃出席”表明の効果は果たしてあるのか。