政倫審「みんなでサボれば怖くない」…自民・参院裏金議員が全員欠席の言語道断
■自民党は国民の怒りの炎に燃料を投下し続けている
石井氏は野党側に「全員欠席」を報告しつつ、今後は、政倫審の幹事懇などを経て、改めて29人に出席を求める議決を行う方針を示していたが、呆れるのは欠席の理由だ。
「一定の責任は明確にした」などと説明していた、と報じられているが、一体どんな責任を明確にしたのか。検察に立件された議員以外、誰一人として辞職もしていない上、市民団体から「脱税行為」などと指摘されているにもかかわらず「納税」したという事実もない。
いつ、何の目的で始まり、キックバックのカネは何に使ったのか。この謎はいまだに明らかになっておらず、「訂正」された政治資金収支報告書は「不明」のオンパレード。党の大甘処分が決まっただけで、責任を果たすどころか逃げ回るばかりではないか。
百歩譲って「一定の責任を明確にした」のであれば、もはや隠すこともないはず。政倫審に出席して、すべてを明らかにすればいい。