楽天・仰天人事の真相 石井GM兼任監督はブーイングで誕生
仰天人事だ。楽天は12日、石井一久ゼネラルマネジャー(GM=47)が来季から監督を兼任することを発表した。
「取締役GM兼監督」として編成、現場を取り仕切る全権を握ることになった石井新監督はオンラインでの就任会見で、「やっぱり中途半端になるんじゃないか。しっかり責務を果たせるのか」と言いつつ、「チームの一番核になる職。しっかり向き合っていく覚悟を持つこと、そこに向けて準備をどうしていくか」と意欲を語った。
三木肇監督(43)は二軍監督へ配置転換となる。
三木監督就任1年目の今季、チームはスタートダッシュに成功。7月9日時点で貯金8と首位を快走していたが、同25日に首位から陥落すると、以降はズルズルと後退。55勝57敗8分け、借金2の4位で昨季の3位から順位を落とし、2年ぶりのBクラスでシーズンを終えていた。
「それでも、三木監督は3年契約。来季続投が既定路線だった。風向きが変わったのは、シーズン終了翌日。一部スポーツ紙が『続投が基本線』と報じるや、ネットを中心に<平石を3位でクビにして、4位の三木がなぜ続投か><来季に期待が持てない><続投ならファンやめる>と大ブーイングが起きたのです」