著者のコラム一覧
若林秀隆医師

リハ栄養、サルコペニア、摂食嚥下障害を特に専門とする。日本リハビリテーション医学会指導医・専門医。

餓死を招くケースも リハビリにおける栄養管理の重要性

公開日: 更新日:

 当時の私は、主治医か担当の管理栄養士の「誰か」が患者さんの栄養管理を的確にしていると考えていました。後に気付いたのは、主治医は脱水症状予防のための水と電解質の管理はしっかりやっているが、アミノ酸や脂質の摂取など、摂取エネルギーのことは、あまり念頭にないということでした。

 500ミリリットルの点滴1本は、平均すると100キロカロリーほど。これを高齢者では1日3本使いますから、禁食の場合、300キロカロリーほどしか摂取できていません。その状態でエネルギーを消費するリハビリを行い続ければ、餓死という最悪の結果を迎えるリスクがあると、その経験で痛感したのです

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋