“冬血圧”に要注意…夏より10以上高い人は心筋梗塞リスク大
「また、冬は布団から出てすぐは、寒さで血管が収縮し血圧が高くなりがち。起床してからしばらく時間が経った朝食前に、普段過ごしている室温の中で、測定するといいでしょう。お手洗いは行ってからでもその前でも構いません」
1日だけの測定ではなく、1週間に2~3回測定する。
血圧が認識している以上に高い場合、前述の「動脈硬化が進んで冬に血圧が高い」ケースと、「薬が効いていなくて朝の血圧が高い」ケースがある。
冬に血圧が高くなる場合は、よりよく効く薬に変えたり、錠剤の数を増やす。
一方、薬が効いていなくて朝の血圧が高いというのは、朝飲めば翌朝まで効果が持続する薬のはずが、就寝中に効果が途切れてしまい、朝の血圧が高くなってしまうということ。こちらも薬の見直しが必要になる。
「冬は、寝室や風呂場の脱衣所を温かくするなど、室温の変動が少なくなるように心掛けることも大切です」
冬に発作を起こさないために実践したい。