その結果、死亡のリスクは、薬剤を投与しなかった群と比較して、レムデシビル投与群で5%低い傾向、ヒドロキシクロロキン投与群では19%高い傾向、ロピナビル投与群ではほぼ同等、インターフェロン投与群では16%高い傾向でした。また入院期間についても、すべての治療薬で明確な差は示されませんでした。
いずれの治療薬においてもその有効性に統計的有意な差は示されず、新型コロナウイルス感染症に対する治療効果は期待できないという結果です。コロナ禍を脱するためには、やはりワクチンの開発とその実用化が急務と言えそうです。