ラサール石井
著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

献金、交付金、官房機密費などの使い道を公私混同する自民党の腐り切った体質

公開日: 更新日:

 これに大石氏は「力の源泉は汚い金、裏金。そのような力をそがなくてはいけないのは当たり前」だと小気味よい反論。官房機密費に関して「まだ答えてもらってない」としっかりクギを刺す。すると鈴木氏は「機密費が選挙に使われたことはない。断言する」と言った。

 おいおい。使途を明確にしないから機密費なんだろ。断言しちゃダメだろ。官房長官やったこともないくせに、根拠は何なんだ。案の定、翌日のBS-TBS「報道1930」で共産党小池晃氏に根拠を問われ、しどろもどろになっていた。

 私が気になったのはこの鈴木議員、裏金問題を語るのに必ず「一部の議員が起こした」と「一部」を強調するところ。これも矮小化だ。一部じゃないだろ。これは自民党の長年の体質の問題だろう。

 党が集めた献金も、税金からもらった交付金も、官房機密費も、使い道が正しいのであれば全て領収書を出せ。出せないのは選挙に使っているからだろう。金をばらまいて勝ってきたんだろう。誰が考えても分かる話だ。

 国の金を党のために使う。あらゆる公私混同をあれもこれもやらかしてきた安倍さんらしい話だ。そう考えると、籠池さんが昭恵夫人から「総理からです」ともらったと言った金も100万だったなあ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

  2. 2
    悠仁さま「東大合格」の逆風になりかねない宮内庁“3年前の痛恨ミス”…トンボ論文の信頼性に影響も

    悠仁さま「東大合格」の逆風になりかねない宮内庁“3年前の痛恨ミス”…トンボ論文の信頼性に影響も

  3. 3
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 4
    「今市事件」服役中の勝又拓哉受刑者「『有希ちゃんを殺してごめんなさい』って50回言わされた」

    「今市事件」服役中の勝又拓哉受刑者「『有希ちゃんを殺してごめんなさい』って50回言わされた」

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由

    ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由

  1. 6
    なぜ大谷はオールスターで「最多得票」を取れないのか…圧倒的成績を残しながら首位と26万票の大差

    なぜ大谷はオールスターで「最多得票」を取れないのか…圧倒的成績を残しながら首位と26万票の大差

  2. 7
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  3. 8
    杉咲花&若葉竜也「親密報道」後も評価上昇 「アンメット」の演技にはゴシップを超える力がある

    杉咲花&若葉竜也「親密報道」後も評価上昇 「アンメット」の演技にはゴシップを超える力がある

  4. 9
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 10
    まるで大使館…剛力彩芽&前澤社長の“100億円豪邸”を発見

    まるで大使館…剛力彩芽&前澤社長の“100億円豪邸”を発見