リバプール南野拓実は“便利屋稼業”専念が生き残りへの近道
英プレミアリーグ1部リバプール所属の日本代表MF南野拓実(25)が日本時間24日のウォルバーハンプトン戦に途中出場、プレミアデビューを果たした。
前半33分、先発したセネガル代表FWマネが足を痛める。緊急事態にピッチに送り出された南野は3トップの左に入り、後半は右サイドMFにポジションをチェンジ。得点やアシストには絡めなかったが、ワンタッチで相手選手を翻弄したり、シュートを放ったり、アグレッシブなプレーで地元メディアから「マネの代役という不可能な任務を与えられながら堅実な出来栄えだった」と及第点の評価を与えられた。
リバプールは昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制し、今季英プレミアでは首位を独走している。
原動力となっているのが、クラブ世界最強3トップと評価されているエジプト代表FWサラー、ブラジル代表FWフィルミーノ、セネガル代表FWマネだ。この3人の牙城を切り崩すのは至難のワザである。
元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が「南野のストロングポイントは、攻撃的なポジションならどこでもソツなくこなせる器用さ」と前置きしてこう続ける。