著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

コロナ禍で日本代表のチーム作りは白紙に戻ってしまった

公開日: 更新日:

 すでに3月下旬と6月中旬に予定されていたW杯アジア2次予選は延期され、3月下旬のUー23日本代表のテストマッチ2試合も中止が決まっている。サッカーの活動日程では、なでしこジャパンがアメリカで開催されたシービリーブス杯に参加できたことが(結果は3戦全敗だったが……)唯一の救いと言える。

 3月下旬はインターナショナル・マッチデーに該当するのでブレーメンFW大迫勇也(29)、リバプールMF南野拓実(25)、マジョルカ久保建英(18)といった海外勢を招集することができた。W杯予選のミャンマー戦、モンゴル戦に彼らを起用することは可能だが、大迫と南野の2人は京都や博多で開催予定だったUー23日本代表の試合にOA(オーバーエイジ)枠で起用されると個人的には想定していた。

 ボローニャDF冨安健洋(21)、PSVアイントホーヘンMF堂安律(21)の五輪代表の主力組との融合を図り、チームとしての骨格を構築する絶好の機会だった。

 この2試合が中止となったことの痛手は、計り知れないものがある。

 今後の代表日程は、東京五輪開幕1カ月前の6月に予定されているが、新型コロナウイルス騒動が終息しているという保証はなく、そもそもテストマッチの予定すら組めないのが現状だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド