組織委・武藤事務総長またトンデモ発言!五輪コロナ感染264人を「想定内」と豪語し大炎上

公開日: 更新日:

 東京都の感染者は7月31日に過去最多の4058人を数え、1日も3058人。五輪との因果関係を証明するのは困難で、「関係ある」とも「関係ない」とも断言できないはずだ。

 しかし、武藤事務総長は「無関係」の根拠を「国を代表する首相と主催者を代表する都知事が、(関係ないと)おっしゃっているのが重要。その方々の意見を尊重するということです」と、おべんちゃらで済ますのだから驚く。

 その「お偉方」2人だって明確な根拠をもとに発言したわけではない。菅首相は29日に「(因果関係は)ないと思っている」と報道陣に話し、その根拠を聞かれるや「水際対策をしっかりやっている」とチグハグな答え。小池都知事は30日の定例記者会見で五輪の視聴率が高いことを挙げ、「視聴率20%を稼げるコンテンツはなかなかない。テレビを見ているということはステイホーム率を上げている」と胸を張った。

 カンペ通りの対応しかできない菅首相は論外として、小池都知事の自論も甚だ疑問だ。すでに世間は夏休みでも、全国各地で発令されている緊急事態宣言、まん延防止等重点措置により、旅行もままならない。必然的に家にいる時間が増え、テレビをつければどのチャンネルも五輪、五輪。嫌でも視聴率は高くなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド