浅田真央が盛況アイスショーで見せる「やり手プロデューサー」「実業家」の顔
実業家が板についてきた。さる5日、フィギュアスケート女子2010年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央(31)が自らがプロデュースしたアイスショー「BEYOND」の開催発表会見に登壇。「ゼロから私自身が作り上げてきました」と座長のプライドをのぞかせた。
現役を退いたトップスケーターの多くは解説者やタレント業をこなしながらアイスショーを生業にする。しかし、17年に現役引退した浅田はこれまで、解説者としての仕事を断り続けている。
18年の平昌五輪前にはテレビ各局から解説者や番組出演の依頼が殺到したが、引退ツアーの準備を理由に五輪関連の仕事を一切受けず、今年2月の北京五輪でも解説者のオファーを受けることはなかった。かつて「喋ることが得意じゃない。人のことを話すと心の中でストップがかかる」と選手の評価をすることへの抵抗を口にしていたこともあった。
「ドラマ出演のオファーがあったときも、『ストーリーが自分に合わない』と言ってNGを出したことがありました。それだけ、浅田真央というキャラクターのイメージ戦略がしっかりしているということ。周囲の大人たちの意向もあるようですが、セルフプロデュースに関しては本人もかなりこだわりが強いようです。妥協を許さないタイプで、引退後に3年に渡って行った『サンクスツアー』では、出演するスケーターたちが自分の思い通りに動かないことに苛立ち、涙を流しながら“説教”する一幕もあった」(放送局関係者)