ドイツ撃破の立役者・堂安律に「本田圭佑超え」の野心…24歳アタッカーは使命を全うできるか
日本のドイツ撃破はカタールでも驚きを持って受け止められた。23、24日は、飲食店やメトロで我々が日本人だと分かると「おめでとう」「凄いな」と声をかけてくる人も多かった。
「僕と(南野)拓実君はゴール前で仕事をするタイプ。つなぎは(鎌田)大地がやってくれ、サイドの幅を(三笘)薫と(伊東)純也君が(広く)取ってくれたので、僕らがボックス内の仕事をすることができた」と森保一監督の超攻撃的布陣が的中したことを明かす。
3月のアジア最終予選の大一番だったオーストラリア戦。堂安はメンバー外となってカタール行きに黄信号がともった。
「客観的に代表戦を見て輝いているみんなの姿をカッコいいと思ったし、この一員になりたいと改めてハングリーな気持ちになれました」と偽らざる本音を吐露する。
そこから復調し、今回の偉業達成につながったわけだが、本番はこれから。堂安が育ったガンバ大阪のアカデミーからは02年日韓W杯2得点の稲本潤一、10年南アフリカ~18年ロシアW杯の3大会で計4ゴールの本田圭佑がいる。偉大な先輩を超えることが、24歳のアタッカーの使命だ。
「ずうずうしいメンタルの持ち主が関西人、ガンバには多いと思うので(笑)。それが大舞台でも気負わずにプレーできる自分の良さだと思います。本田さんは本当にリスペクトしている方なので超えたいと思います」とギラギラした野心を押し出した。