著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

世界最高の強度を知るボランチ守田 スペイン戦への秘策「システムを含めて話し合っている」

公開日: 更新日:

 そんな日本だが、29日の全体練習に冨安健洋(24)が合流し、出場のメドが立ったのは朗報だ。が、酒井宏樹(32)と遠藤航(29)は別メニュー。2人の先発は厳しくなった。

 中盤の要・遠藤を欠くことになれば、今季欧州CLに参戦中で世界最高峰の強度を知る守田に期待がかかる部分は大だ。

 イエローカードを1枚もらっているブスケツの温存が濃厚という一部報道もある。28日の練習でガビも別メニューだったもよう。欠場となれば連動性低下も予想される。

 が、守田は「関係性の質や強度は選手によって違うと思いますけど、基本的なボールの回し方や戦い方のベースは変わらない」と警戒心を隠さない。その上で「僕たちは今、システムを含めて話し合っているところ。ラインの高さはしっかり共有すべきですね」と秘策を練っていることを明かした。本人としてはコスタリカ戦の借りを返そうと躍起になっている。

「コスタリカ戦はシンプルなミスが目立ちましたし、前で詰まってしまったりした。失点の場面もあそこで<死に体>にならずに足を運ぶべきだった。映像を見返すとそこまで危ないシーンではなかったので、相手の前に立って(プレーを)遅らせることができればなんてことはなかった。僕個人の反省点ですね」

 W杯には「魔物がすむ」と言われる。世界の壁にぶつかった今、乗り越えていくしかスペイン戦勝利はあり得ない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 2

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  1. 6

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  2. 7

    乃木坂46では癒やし系…五百城茉央の魅力は、切れ味と温かさ共存していること

  3. 8

    初日から無傷の6連勝!伯桜鵬の実力を底上げした「宮城野部屋閉鎖」の恩恵

  4. 9

    新潟県十日町市の“限界集落”に移住したドイツ人建築デザイナーが起こした奇跡

  5. 10

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋