小学生時代からの「凝り」が突然…岩佐まりさん難病を語る

公開日: 更新日:

 私は母を励まし続けました。そして母も苦しみの中から立ち直って、今まで一緒に歩いてきたのです。

 それを振り返ると、「今ここで落ち込んでいたらダメだ。私も母のように立ち直らなければいけない」と思えたんです。

 母がこの15年間、ちゃんと背中を見せてくれていたんですね。その母の背中が、今の私を支えています。

 自分が病気になって学んだことは、「無理をしない」ということ。それまでは頑張って無理をしていました。重い物も持つ、駅までは歩く、料理もちゃんと作る、できる限り自分でやることを自分に強いていました。でも、最近は重い物を極力持たない、駅までタクシーもよし、市販のお総菜でもよしと、自分に優しくなりました。

 自分がこの病気になったことには何か使命があると思っています。母が若くして認知症になったのも絶対に何か意味があると思ってきましたし、その介護生活を公表したことで、同じように介護をされている多くの方々の共感を得られたことを考えても、病気を伝える使命が私にはあるんだろうと思います。まだ、自分の病気についての講演依頼は一度もないんですけどね(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北