著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

脳を覚醒させ腸の働きを高めるタケノコは朝食にピッタリ

公開日: 更新日:

 そのほかにも、抗酸化物質のひとつであり、体内では活性酸素を取り除く働きなどがあるポリフェノールが多く含まれます。小松菜やピーマンなどの緑黄色野菜と同程度のポリフェノールを含んでいるほどです。

 一般的な茹でタケノコは、若干水に溶けやすいビタミンが流出し、カリウムが100グラム当たり470ミリグラムと少なくなる以外は、あまり栄養価は変化しません。逆に、食物繊維は3.3グラムに増えます。水煮缶詰に加工されると、特にカリウムが77ミリグラムまで減ってしまいます。生がおすすめです。

 タケノコを塩蔵した、いわゆるメンマにすると全体的に栄養素が減ってしまうのですが、食物繊維は2.8グラムから3.5グラムまで増えるというメリットもあります。

 いつ食べるか、どのような加工を施したものを食べるか。ご自身の目的に応じて召し上がってみてはいかがでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド