松井大輔「コロナ騒動はサッカー界の概念を大きく変える」
地球上にはさまざまな国があり、戦争や衝突も起こりますけど、コロナという目に見えない敵に対して人類全体で立ち向かわなければいけない。それは世界中に共通していることです。
私利私欲をなくし、生活することの大切さ、家族と一緒に過ごせることの幸せを噛み締めるべきだと自分は改めて強く感じています。世界中の人々が原点回帰して、物事に感謝しながら暮らせるようになれたら、未来は明るい。率先してそういうことを発信していきたい。僕は今、前向きな気持ちになっています。自分にできる努力を少しずつやりながら、ピッチに戻れる日が来るのを地道に待ち続けます。(おわり)
▽まつい・だいすけ 1981年5月11日生まれ。京都市出身。鹿児島実高から2000年に京都入り。03年に天皇杯優勝。04年に仏2部ルマンに移籍。1部昇格の原動力となった。08年に仏1部の強豪サンテティエンヌに移籍。10年からはロシア、ブルガリア、ポーランドでもプレー。14年に磐田入り。18年に横浜FCに移籍した。03年6月にA代表デビュー。04年アテネ五輪では背番号10を背負った。10年南アW杯では全4試合に先発出場。ベスト16入りを主軸として支えた。