イングランドの眠れる獅子ラッシュフォードが母国を56年ぶりのW杯制覇に導くか
イングランド代表の快進撃に国内は「1966年大会以来56年ぶりのW杯優勝も夢じゃない」と大盛り上がりだが、それもこれも「未完の大器」の活躍と無関係ではない。
通算3得点でW杯得点王争い首位タイとなったラッシュフォードは、18歳で地元の名門マンチェスターUのトップチーム入りし、欧州ELデビュー戦・初ゴールで話題を集め、アーセナルとの英プレミア・デビュー戦で2ゴール1アシストと凄まじい活躍をみせた。
この時点でイングランドのサッカー関係者は「これから10年、代表のエースFWはラッシュフォードで決まり。W杯2回目の優勝が近付いた」と諸手を挙げて大喜びだった。
「英プレミアでは2018-2019年シーズンから3季連続で二ケタのゴールを決めているが、代表では大事な試合、大事な局面でゴールに見放されることが多かった。ゴールを決めても外しても表情を崩さず、淡々としたプレースタイルに対して『ヤル気があるのか? 代表のユニフォームに誇りを持てないヤツは代表から放逐すべし』と批判されることもあった」(サッカー関係者)