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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

人生が大きく変化したつらい経験で脳の老化が加速する?

公開日: 更新日:

 解析の結果、過去のつらい経験が増えるに従って、脳年齢が高くなることが示されました。ひとつのつらい経験は、経験がない場合と比較して、0.37年(約4.5カ月)脳年齢が高まると見積もられています。

 もちろん、この研究結果は相関があるということであって、つらい経験は脳年齢を高くする原因であるとする因果関係を示すものではありません。つらい経験そのものが脳の老化を促進しているというより、つらい経験がもたらす生活環境の変化が脳の老化に関与しているのかもしれません。

【連載】役に立つオモシロ医学論文

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